キッチンを中心としたL字型LDKのあるデザイン住宅 | 建築実例

建築実例

HTI-house スリットの家

洗練された美しさを演出する外観

外観は凹凸のフォルムと、濃淡の異なる塗り壁やタイルを絶妙に組み合わせ、表情豊かで立体感のあるデザインに仕上げた。２階部分に添えた縦長のスリットもほどよいアクセントに。駐車スペースは２台分を確保した

セミクローズな外構

駐車スペースとアプローチの間に塀を立てて、はっきりとエリア分けした外構。アプローチ奥には庇によって雨がかかりにくい自転車置き場を確保。カーポートには跳ね上げ式のゲートを取り付けてセミクローズとすることで防犯性を高めた

建物中央に設けた玄関ポーチ

広さにゆとりを持たせ、道路側から玄関ドアが見えないよう配慮した玄関ポーチ。カーポートを隣接させることで、車から玄関までの移動をスムーズに行えるようにした。「旧宅で不便さを感じていたことが解消できて満足しています」

1坪に満たないコンパクトな玄関

大きなFIX窓によって、コンパクトながらも閉塞感を抑えて広がりを感じられる玄関。５人家族の靴類や外で使うものをきちんと収納できるようシューズボックスの他に、左手にシューズインクロゼットも用意して、玄関はいつでもすっきりと

デザインガラスが映える玄関ホール

アンティーク調の泡入り装飾ガラスを用いたリビングドアや袖壁が印象的な玄関ホール。ガラスを通した柔らかな光や抜け感によって、空間に広がりが出るとともに明るい雰囲気に。袖壁の裏側は帰宅後すぐに手洗いできる洗面コーナー

Ｌ字型のLDK

南側に設けた庭を囲むように、キッチンを中心にリビングとダイニングをＬ字型に配置して奥行き感を生んだLDK。くつろぎの場と食事の場が緩やかにつながり、どこにいても家族の気配を感じることができるので、コミュニケーションが弾む

開放的で明るい高天井リビング

高い天井(3.4ｍ)と大きな窓によって、開放感に満ち溢れた明るいリビング。「この高天井は設計士さんから提案いただきました。高窓からも光が入り、広く感じることができるため、採用してよかったと実感しています」

心地よさに包まれたリビング

木目の天井と間接照明で安らぎと穏やかさに包まれた心地いい空間を演出。左手の扉を開けると和室がある。「ライフスタイルに合った間取り、自分好みのテイストで仕上げることができ、後悔のない家づくりができました」

手元を見せない美しいキッチン

キッチンは立ち上げた腰壁によって、リビングやダイニングから手元やシンクが丸見えにならないよう工夫。リビングとダイニングの床はオーク柄のフローリング、キッチンの床は天然石調の大判セラミックタイルを採用。いずれも床暖房対応で快適に

横並びのダイニングキッチン

料理と配膳の動線がコンパクトになるようにダイニングキッチンは横並びに。吊戸の扉にやさしいグレージュの木目柄を取り入れることで、クールな中にも温かみを感じられる空間を演出。右奥の扉を開けると水まわり空間に続く

家族の様子を見守れるキッチン

キッチンに立つと目の前にリビング、横にダイニングと和室が見えるため、家事をしながら家族の様子に目が届く。テレビ背面の壁には外壁と同じタイルをあしらった。内と外で同じデザインを用いることで、内外に統一感を創出

センスが光るダイニング

フロートタイプのチェストや大きな鏡によって、空間に広がりを生んだダイニング。テーブル上にダクトレールを取り付けて、ペンダントライトを多灯使い。小物一つひとつに施主様のこだわりとセンスが感じられるお洒落な空間だ。右奥には階段がある

二方向から出入りできる庭

リビングと同じようにダイニング側からも庭に出られるよう窓を設置。窓を開けると人工芝が敷かれた庭が広がる。庭は視線をやさしく遮る木目調フェンスでしっかりと囲むことでプライバシーを確保。気兼ねなくプール遊びや洗濯物の外干しができる

リビングとフラットで連続する和室

LDKとひとつながりの和室はキッズスペースとしても活躍。引き戸を閉めると個室になるのでゲストルームとしても。床の間は表面に凹凸を施したなぐり床を採用し、和の雰囲気を演出。床の間横にはおもちゃをしまう収納、右手には押入れを用意

デザイン性と機能性を両立した階段

スチール手すりが垣間見え、軽やかさを演出した階段。右手は階段下を活用した扉付きの収納。「スケルトン階段に憧れていましたが、私たちのライフスタイルを考えると収納の確保が必要でした。実際、階段下収納はとても重宝しています」

廊下を有効活用したライブラリー

ご主人の希望で、階段を上がってすぐの２階廊下の両脇に、床から天井までの高さがある大容量の本棚を造作したライブラリーコーナーを用意。扉付きにすることで、雑多な印象を抑制するとともに、本を大切に保管できるように

作業に集中できる書斎コーナー

２階廊下の突き当たり、寝室の前室となる場所に設けた書斎コーナー。広すぎず無駄のない広さに加え、パブリックスペースであるLDKとは適度な距離があるため、集中して作業でき、自分時間をゆったり楽しむこともできる

ゴールドを差し色に取り入れた洗面コーナー

玄関ホールに造り付けた洗面台は、ころんと丸い洗面ボウルやミラーに、ゴールドのパーツをアクセントに用いて、シックで大人かわいい空間に仕上げた。水栓は手をかざすだけで吐水・止水ができるようセンサー式を採用

高窓から光が入る明るい洗面室

洗面室はやさしい色合いのタイルで上品にデザイン。５人家族でも朝の支度がしやすく、掃除がしやすいよう洗面台はフラットカウンター＆２ボウルを採用。足元をフロートタイプにしたり、ワイドミラーを採用することで圧迫感の軽減に

家事ラクの洗濯室兼脱衣室

キッチンから洗面室→洗濯兼脱衣室→浴室まで一直線の動線を確保した水まわり。各空間は扉で仕切って、それぞれの独立性を確保。階段も直線上にあるため、洗濯兼脱衣室で洗う・乾かす・畳むまで行った洗濯物を２階のクロゼットまで運びやすい

機能性とインテリア性を両立させたトイレ

統一感がありながらもクロスの色や床の柄で雰囲気を変えた１階と２階のトイレ。どちらもトイレ背面上部にペーパーなどを隠せる扉付きの収納と飾り棚を造り付け、生活感のないお洒落な空間に仕上げた

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建築概要

コンセプト: 古くからの住宅地の一角にある、南北２方向がそれぞれ道路に接している敷地での計画です。メインで使用する道路は北側とし、袋小路になっている南側は防犯面に配慮して外構で視線を遮る構成にしています。日当たりの良い南側のスペースに庭を設け、それを囲むようにLDKを配置、北側に水まわりや玄関を配置する計画としました。玄関ドアは道路から見えないよう配慮することと、道路との高低差を緩和するため、建物の中心に大きく凹んだポーチを設けました。これによってできた凹凸を利用してタイルや塗分けを施し、立体感のある外観を形成しています。また、２階部分に設けたスリットが窓のない道路側の壁面にアクセントを加えています。内装には、水が流れるような模様と気泡を含んだ装飾ガラスや、タイルなどを各所に散りばめた、施主様こだわりの住まいとなりました。

建築場所: 大阪府羽曳野市

構造: 木造［金物工法］

規模: ２階建て

竣工年月: 2024年

本体価格: 3000～4000万円

分類: a-casa

性能: 長期優良住宅

建築実例掲載について

■本コンテンツでは当社がオーナー様と創り上げた新築住宅・リフォームなどの設計・施工事例やプロジェクト事例をご紹介しています。
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■Nearly ZEH（ニアリーゼッチ）に該当する場合も総称して「ZEH」と表記しています。