土地は祭りの関係を重視して探され、南側に畑が接する分譲地内の土地に出会われました。ご主人のご要望は、祭りの仲間とにぎやかに集える土間と中庭、休みの日には趣味のギターを弾ける土間スペースでした。玄関を入るとダイナミックな吹抜けとストリップ階段が現れる印象的な玄関から続く土間は、開放感と落ち着きが漂います。ゆったりと広い土間を中心に、中庭・和室・LDK、2階ホール・オープンな子ども室と、ほどよい距離感を保ちながら穏やかに繋がっています。2階の吹抜けからご主人の演奏が住まい全体に満たされ、常に家族の気配が感じられるふれあい重視の住空間を実現しています。キッチンの隣には、奥さまの動線を考えて水まわりを配置。シンプルな箱が重なったモノトーンの外観は、ご主人が『パンダハウス』と呼ばれるように、楽しみのあるフォルムです。
LIXILメンバーズコンテスト2016/敢闘賞[LIXIL主催]