大阪・京都の中心に位置する住宅地の中の坂道を越えると現れる、大きさの異なる4つの箱が不規則にずれながら並べられたような住宅。その形は、3方向に道が面している角地という立地に深く関わっています。建物の閉じ方と開き方のバランスを考えながらどの角度から見ても美しく、また、角度によって表情が異なる味わい深い形状としました。路地のようなアプローチを抜けて、まず目に入るのは天井高約5.5m、奥行約7m、南北に開口部を持つ開放的なホール。その両端には、床高さの異なるDKとリビングを対角線上に配置。DKから2階へとつながる1.5階では、家族が思い思いの時間を過ごす共有空間と高低差を利用した大容量の収納、そして、プライベートなフロアへとつながる2つの階段があります。それぞれのフロアを移動するごとに切り替わる空間構成は、暮らしに楽しみを与えながら豊かな住空間を生み出しています。
German Design Award 2019/Special Mention[The German Design Council 主催]A’ Design Award & Competition 2018/BronzeGOOD DESIGN AWRAD 2014/グッドデザイン賞[日本デザイン振興会主催]LIXILメンバーズコンテスト2015/敢闘賞[LIXIL主催]