ダンドリのこと | 2024.04.05 家づくりを考えはじめたとき、まずはInstagramやRoom Clip、PinterestなどのSNSで情報収集を行う方が多いのではないでしょうか。私たちもお客様との打ち合わせの中で「こんなイメージが良い」「こんな感じにしたい」とSNSの写真をよく拝見します。そこで家づくりにおいてのSNSの上手な使い方についてお話しします。2つのステップで「自分たちの好み」を知ろう!SNSで情報収集をする際には、2つのステップを踏んでみてください。【STEP1】まずは「かわいい!」「おしゃれ!」「素敵!」という直感だけで写真を保存していきます。【STEP2】ある程度保存したタイミングで、フォルダ内の写真を俯瞰し、次のことを自分自身に問いかけてみてください。 ・もう一度見たときに、その写真にときめきましたか? ・その写真のどこに惹かれましたか? ・他写真と何か共通項はありますか?SNSは情報収集にとても便利なツールですが「自分が好き」で気になったのか、「流行ってそうで、みんながやっているから」で気になったのかをしっかり見分けることが大切です。そのため、2つのステップを踏んで、自分たちの好みを知りましょう。流行ではなく、自分たちの「好き」を詰め込んだ家は愛着が湧き、いつまでも大好きな家になります。自己判断は禁物!「やってみたい」気持ちはすべて伝えよう!SNSは知らないこともたくさん教えてくれます。ただ、すべての情報が、すべてのお客様に当てはまるとは限りません。あくまでも家を建てるのはお客様自身です。建てる場所はもちろん、家族構成やライフスタイル、生活動線もお客様ごとに異なります。大切にしたいポイントは人それぞれなのです。そのため、気になった情報は私たち建築会社にお伝えください。ただし「これをやりたいです」とお話いただいても実現できない可能性もあります。しかし、もっとお客様の雰囲気や人柄、ライフスタイルに合った、より良いご提案ができるかもしれません。「この土地、この家、このご家族だからこそ、私たちならこう提案する」と、お客様にご提示できるのは、建築家だからこそだと思います。「やってみたいけど難しそう」「値段が高くなりそう」と、話をする前は色々と考えてしまうかもしれません。しかし私たちは、お客様の想いをすべて受け止めて、そこからできること、できないことをご説明します。「これはできないけれど、こんなかたちではどうですか」というご提案もいたします。私たちが一番悲しいのは、お客様からお話がないまま、想い描いていた家にならなかったとがっかりさせてしまうことです。残念ながら私たちは超能力者ではないため、すべての想いを汲み取ることはできません。そのため「できないかもしれないから言わない」のではなく、「できるか分からないけれど、言うだけ言ってみよう」くらいの気持ちで想いをぶつけてください。すべての想いを伝えて、そこから可能な着地点を一緒に考えていきましょう。