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住まいのコラム

借入できる金額の考え方と買い時の判断方法は?

お金のこと | 2013.07.26

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お客様に建築時期を伺うと「2~3年後」と回答される方が1/3ほどがいらっしゃいます。理由を伺うと、占いで決められている方以外は、ハッキリした理由は特になく、売込や急がされるのを恐れているから話をしないという場合が多いです。分からないことや不安なことがある場合、家づくりのプロに相談せずにいると、いつまでも正しい判断基準が持てずに迷い続けることになります。

例えば、「自分は家を買えるのだろうか?」、「賃貸と持家、生涯の住宅コストはどちらがお得なのだろうか」、「今買い時なのか」、「親の介護、自身の老後の生活費はどうなる?」などです。このとおり、初期の段階でお客様の建てる気を邪魔している一番の要因は「将来への不安」なのです。

家づくりの打合せのなかで、夢がだんだんと膨らんできて、当初の予算よりオーバーし、「自分達はどのくらいの範囲で購入するのが一番良いのでしょう」という質問をよく聞きます。最近は、住宅ローンの金利が上昇してきました。後々もきちんと支払いができるのか不安に感じている方もいます。

自分がどのぐらいの範囲で購入することがベストなのかを把握することは家づくりの第一歩です。自分の年収から見た金融機関からの借入できる金額と、先々の家計まで考えた無理のない返済、このふたつの視点から購入可能金額の検討をお勧めします。

借入できる金額

将来、収入が減ったり、配偶者が働けなくなったりすることで、一気に返済が苦しくなるという点に気を付けておきましょう。

無理なく返済できる額(いくらまで返済できるか)のほかに、返済金額以外に固定資産税等の税金も見ておいた方がより安心です。借入できる金額と無理なく返済できる額の間には、大きな金額差の開きができることもあります。また、金利や返済期間によっても予算は変わってきます。様々なケースを想定しながら検討してみましょう。

買い時はいつ?

一般的に住宅購入時には、通常2割から3割ぐらいの頭金を入れるべきと言われます。確かに、頭金は多い方が住宅ローン返済を軽減でき、金利変動のリスクも抑えることができます。しかし、家賃を払いながら頭金を貯めて、頭金が十分貯まってから購入することは本当に得策なのでしょうか?

頭金を貯めている間の家賃や金利・物価が上昇してしまっては元も子もありません。金利・物価などマイホームを取り巻く環境は、日々刻々と変化していきます。

「今、購入する」場合と「頭金を貯めてから購入する」場合で、生涯の住居費や定年後のローン残債額にどのような違いが出るのか、金利や物価変動などを色々と変化させて、それぞれのケースで「今、購入する」場合と「数年後に購入する」場合の違いを比較して、最適な購入時期を見つけましょう。

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