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住まいのコラム

キッチンにおすすめの床材!正しい選び方とは

間取り・住まい方 | 2024.10.01

家づくりにおいて、多くの方がキッチンの床材に悩まれます。油はね・水はねしやすいキッチンはデザイン性だけでなく、お手入れのしやすさ、滑りにくさなど、考慮したい要素がいくつかあるからです。

そこで適切な床材を選定して快適なキッチン空間を実現できるよう、キッチンにおすすめの床材と正しい選び方についてお話しします。

おすすめ床材の特徴と注意点

1|フロアタイル

PVC(ポリ塩化ビニル)素材を使ったプラスチック系の床材で「Pタイル」と呼ばれることもあります。

キッチンやトイレなどの水まわりの他、リビングなどの居室にも用いられることが多く、木や石の質感をリアルに再現した美しい見た目と、傷や汚れに強い頑丈さが特徴で、お手入れが簡単なことも魅力の一つです。さまざまなスタイルやカラー、サイズがあるため、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

2|クッションフロア

柔らかい塩化ビニル素材を使った床材です。名前の通り、歩く時に心地よいクッション性があります。防水性もあることから水まわりでよく用いられ、手頃な価格ながらデザインのバリエーションが豊富で、こちらも部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

しかし、クッションフロアは比較的柔らかな素材でできていることもあり、使用方法によっては簡単に劣化する可能性があります。具体的には、家具による引っ掻き傷や重たい家具の移動による凹みができやすいことです。また、一部には太陽光や湿気の影響を受けやすく、色褪せや変色が生じてしまうクッションフロアもあります。適切なお手入れを行わないと、耐久性に問題が生じ、早めの貼り替えが必要になることも考えられます。

これらに対処するためには、定期的なメンテナンスや注意が必要です。家具の足に保護材を付けたり、適切なお手入れを行うことで、劣化や傷を最小限に抑えることができます。

3|フローリング

フローリングは木質系の床材です。床に美しい仕上がりや温かみをもたらすことができ、キッチンだけでなく、リビングや寝室など、主に居室で使われます。

家の中で多くを占めるフローリングですが、注意点もあります。素材によって仕上がりが見本と異なる可能性があることです。特に天然木は木目や色合い、質感に個体差があり、同じものが一つとしてないことから、仕上げ見本と実際の床材に違いが出ることがあります。無垢材のフローリングはこの差が顕著で、同じ木材でも育った場所や切り方によって、見た目が異なります。打ち合わせ段階で見本を確認することは大切ですが、実際の床が見本と同じにならないこともあり、思いがけない色や木目の変化が起こる可能性もあるでしょう。

この個体差に関するデメリットを軽減するためには、打ち合わせの段階で複数のサンプルを確認し、できるだけたくさんの床材の中から選ぶことが大切です。そうすることで、仕上がりにおいて違いが生じるリスクを低減できます。

4|タイル

壁や床を覆う陶器やセラミックなどからつくられた建築材料です。正方形や長方形の小さなパーツを一般的には「タイル」と呼び、時にはモザイクパターンで使うこともあります。

床材として使われるタイルは耐久性にも優れ、お手入れも簡単です。キッチンや洗面室、玄関などでよく用いられ、デザインや色、素材のバリエーションも豊富のため、空間にアクセントを加えたいという時に適しています。

タイルのメリットの一つが汚れにくく、色褪せにくいことです。汚れが浸みにくいため、簡単に拭き取ることができます。また、太陽光や照明の光の影響をあまり受けないため、色褪せしにくいのも嬉しいポイントです。お手入れの簡単さと耐久性を併せ持つタイルは、美しさをキープしながら清潔で魅力的な空間の実現に非常に適した床材と言えるでしょう。

しかし、タイルはその硬さにより、落としたものが壊れやすく、転倒時には負傷しやすくなります。また、材質的に足元が冷えやすいというデメリットもあります。また、コストの観点から言うと、高品質で丈夫なタイルは他の床材に比べて価格が高めで、専門の職人さんが施工するため、全体的に工事費用も高くなります。
 

キッチン床材の正しい選び方

1|LDKの一体感を大切にしたい方は「リビングに合わせたフロア材」

キッチンの床材を選ぶ際、LDK全体の統一感やフロアの一体感を大切にしたい人も多いのではないでしょうか。その場合は、リビングに合わせたフロア材の採用がおすすめです。

リビングに合わせたフロア材を採用することで、継ぎ目のない自然な一体感を演出することができます。水まわりでの使用にも配慮しつつ、統一感を大切にすることで、美しいLDK空間を楽しめます。
 


 

2|耐水性を重視したい方は「クッションフロア・フロアタイル・タイル」

耐水性を重視したい方は、クッションフロアやフロアタイル、タイルがおすすめです。

これらは水に強い素材のため、水が浸み込みにくいといった特長があります。クッションフロアは柔らかくて足触りが良く、フロアタイルやタイルはしっかりとした感触です。

これらの床材はキッチンでよくある水こぼれや油汚れにも強いため、お手入れがしやすいです。水に強い素材を選ぶことで、キッチンのお手入れが簡単になり、美しい状態をキープしやすくなるでしょう。



 

3|耐久性にも配慮したい方は「フロアタイル・タイル」

耐水性とともに耐久性にも配慮したい方は、フロアタイルやタイルがおすすめです。

クッションフロアは水に強いですが、表面が柔らかいため、擦れや傷に弱いです。それに対して、フロアタイルやタイルは表面がしっかりしているため、擦れや傷にも強く、耐久性があります。

ただし、タイルは硬い分、食器などを落とすと割れる可能性があります。キッチンの使い方や自分たちのニーズを考え、耐久性と美しさのバランスを見つけるのが大切です。


まとめ

美しさと実用性を両立させることで、キッチンがより機能的で快適な空間になります。正解は一つではないかと思いますが、ぜひ参考にしてみてください。

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