間取り・住まい方 | 2020.04.23 一般的にLDKは、2階建て住宅の場合は1階に、3階建て住宅の場合は2階に設けることがほとんどです。それでは2階建て住宅の2階にLDKを設けた場合、どのようなメリットとデメリットがあるのかご紹介します。2階リビングのメリットとは2階にLDKを設けるメリットには、日当たりのよさ、見晴らしのよさ、プライバシーを守りやすさ、この3点が主に挙げられます。特に都市部の住宅密集地で計画される場合、2階リビングを希望される方が多い傾向にあります。ただし、立地条件や設計者の提案力などに依っては1階でも叶えることができます。しかし、2階にLDKを設けることでより際立った設計が可能となります。そのため、「日当たりのいい家を建てたい」「開放的なリビングにしたい」「外からの目線を気にせずに暮らしたい」といった項目が家づくりにおいて最優先でしたら、2階にLDKを設けることは良い案です。実は構造的にも上部に負担が掛からず、屋根の形状を活かして開放的な空間がつくりやすい点もメリットの一つと言えます。2階リビングのデメリットとはそれでは2階にLDKを設けるデメリットとは何でしょうか。例えば、老後は階段の上り下りが負担になる、階下で過ごすお子さまに目が届き辛くなる、家事動線が心配など、さまざまな問題が考えられます。しかし、一番のデメリットは「そもそも2階にLDKがある生活のイメージが湧かない」ことだと考えます。詳しい統計データはありませんが、家づくりの相談をお受けしたお客様のほとんどは「LDK=1階」でイメージされています。お客様が今まで暮らしていたお住まいも1階にLDKがある場合が多く、一般的な建築会社では1階にLDKを設けたプランを提案されることの方が多いと思われます。つまり、2階にLDKがある生活をお客様がイメージすることは難しく「興味はあるけど、思い切れない!」と、結果的に1階にLDKを設けるプランで落ち着いてしまうケースが多いと思われます。2階リビングのデメリットを解消する方法2階リビングのデメリットを解消するにはどうしたら良いのでしょうか。その答えは、2階にLDKを設けた家で暮らしている方に住み心地を聞いたり、実際に建物を見学するなど、2階リビングをよりリアルにイメージできる機会を設けることです。実際に当社でも2階にLDKを設けた住宅の建築実績はたくさんあります。見学会で実際に2階リビングをご体感いただき、「私たちも2階リビングで考えようか!」と思われるお客様も非常に多いです。2階リビングでの生活をイメージできるようになると、答えを出す判断材料が揃ってきます。物理的なデメリットは回避できませんが、デメリット以上のメリットもご納得いただけるかもしれません。メリットとデメリットは表裏一体なのです。ただし、すべてのお客様に2階リビングをおすすめしているわけではなく、立地条件やお客様のご要望に応じて当社の設計士がベストなご提案をさせていただきます。2階リビングで迷われている方はお気軽にご相談ください。