その他 | 2015.11.01 世の中の住宅のほとんどが建築士の携わったものかと思いますが、そもそも建築士とは何なのか、また、「建築士」と「建築家」の違いを皆様はご存知でしょうか。建築士とは一級建築士、二級建築士、木造建築士など、国家資格を取得した方のことです。一級建築士は国土交通大臣、二級建築士・木造建築士は都道府県知事の免許(国家資格を持っている)を受けています。建築業界では、元総理の田中角栄氏が一級建築士の第1号だったとも言われていますが、実際にはデマだったようです。建築家とは国家資格の有無にかかわらず、自ら名乗ることができます。世の中に資格がなくとも建築家になることは可能です。一応、日本建築家協会が「建築家」の要件を提示しておりますが、いずれにしても定義はあいまいです。車の運転同様に、資格を取得していても実務に携わらずにペーパー建築士もいれば、建築学の教授のような教育機関で教鞭を執られている建築家など、口実ともに建築家と言われる方も世の中にはたくさんいます。また、医師の外科や内科、泌尿器科など科別にされているように、建築士や建築家にも住宅設計が得意だったり、工場やマンション設計が得意だったりと、カテゴライズされている場合が多いです。皆様が実際に自分たちの住宅を建てる際の判断基準としては、住宅の建築実例の携わった数や提案数などを気になった建築士や建築家に確認してみると、自分たちのイメージに近い住宅ができるのではないでしょうか。