ダンドリのこと | 2012.11.01 家づくりにおいて、「土地の広さも十分にあって、予算もいくら掛っても良い」という人は、ほとんどいません。たとえ客観的に見て予算に余裕をお持ちの方でも、その人なりに考えられて、打合せの間に「あれもこれも止めておこうかな」と制限されてしまうこともあります。ただ、夢のマイホームを建てるのですからハッキリ言って、最初から自分で制限をすることはありません。まずは、住まう家族がどんな風に暮らせることが理想なのか「こうしたい!」という全ての希望を書き上げてください。それらの夢のひとつひとつを、限られた条件の中で、いかに実現できるか考えていきましょう。最初から「予算がないからこれは無理、あれも無理」というのは、言い訳に過ぎません。「どうすれば、夢を実現できるか」という「工夫」を放棄しているに過ぎないのです。「敷地は狭いが、広いリビングが欲しい。やはり無理だろうか」、「外から覗かれる窓などが無くて、明るい家。これも無理だろうか」と、自分で「これは無理だろうな」という「夢見ることを制限する」必要はありません。それは、家づくりのプロである私たちが考え悩んで、工夫を重ねて、その上でベストな答えをご用意します。そして、最後にお客様が選択してください。当社では、家づくりについてお客様へヒアリングをさせていただく際、事前にアンケートをご記入いただきます。アンケートには、住まいのことだけではなく、一見、プランニングに関係のなさそうな好きな本・雑誌・漫画や音楽などを記入するところもあります。しかし、隅から隅まで見事に記入してご持参いただけることも多いです。内容もこれからの新しい住まいに対しての夢や希望がハッキリ読み取れる内容となっています。お客様のご要望がハッキリすれば、そのままプランにするのは実はそれ程難しくありません(予算は除きます)。設計士として、常に可能な限り、最高レベルでご提案したいと考えています。時にはお客様の理解の範囲を超えてしまうプランになることもあります。ところが最近は、こんな悩みが少し軽減されています。自分では「少しやりすぎたと思うプラン」がお客様の理解を得られます。つまり、お客様の家づくり対する理解が上がってきています。当然、設計士に対する要望と期待もヒートアップしていきます。このようなやり取りのおかげで、私たちも新しい家づくりにチャレンジでき、進化することができるので感謝しています。家づくりがこれからのお客様も是非、インターネットや住宅情報誌、既に住宅購入を経験された方などから情報を集めて、まずは、家族で暮らしたい家の夢やイメージを膨らませてください。そこから家づくりのプロと一緒に、予算や資金計画、土地、プランのことなど、夢のマイホームについて一緒に考えて創っていきましょう。