2018.02.01 堺市主催「第17回堺市景観賞」にて、当社が手掛けた個人住宅<SUN-house 粋を凝らし自然を享受する家(写真中央)>と<SKN-house 小さな家(写真左)>が小規模建築物部門で受賞いたしました。また、当社が手掛けた商店建築<カネシゲ刃物 幸之祐(写真右)>の壁面サインが、堺すてきサイン部門で受賞されました。同賞は、大阪府堺市のまちなみに調和した魅力ある建築物や工作物、広告物の所有者など、良好なまちなみや景観形成に貢献している方を表彰・認定するもので、魅力ある景観の創出を促進する目的で実施されています。今回受賞いたしました<SUN-house 粋を凝らし自然を享受する家>と<SKN-house 小さな家>は、以下の点が高く評価されました。 ■審査員の講評|SUN-house 粋を凝らし自然を享受する家❝本戸建住宅は、ファサードをYR系の色彩で統一することにより、落ち着いた暖かみのある景観を呈するとともに、周辺環境との調和が図られている。また、隣接する12階建ての高層集合住宅側に寄せて3階部分を設置し、反対側2階の集合住宅側は高さを2階に抑えることにより、スカイラインの連続性が図られている。前面道路側エントランス部に関しては、舗装において乱形の割肌石とインターロッキングとの境界を曲線的に仕上げ、柔らかいイメージが創出されている。さらに、3箇所に分散配置された植栽枡には、春に白色の花を付ける常緑のハクサンボク、秋に赤く紅葉するコハウチワカエデなどが植栽され、四季の変化が演出されている点が評価される。❞(『堺市景観賞選考委員会』より/発表日:2018年2月1日) ■審査員の講評|SKN-house 小さな家❝狭隘な道路に面する建て込んだ住宅地で、プライバシーを保ちながらまちなみにも配慮した住宅をいかに実現するか。その難題へのチャレンジがこの建築である。外光の入る道路側に庭を設け、通常であれば視線を避けるため塀を築く。そのプロセスを再考し、塀を建築と一体化し、外壁を鋭角的に大胆に切り取る。その開口から庭木が街路側に顔を出す。何だろうと思わせるユニークな佇まいが街に語りかけてくる。妻壁に穿たれた象徴的な開口の格子扉や雨の汚れにも配慮した外壁の水切ディテール等、ミニマルで質の高い建築である。「閉じながら開く」小住宅の、街への関わり方の一つの形ではあるが、まちなみにより親和するための新たな試みと進化に期待したい。❞(『堺市景観賞選考委員会』より/発表日:2018年2月1日)なお、受賞しました物件の建築実例や当社の受賞歴はこちらからご覧になれます。> [SUN-house 粋を凝らし自然を享受する家]を見る> [SKN-house 小さな家]を見る> [カネシゲ刃物 幸之祐]を見る> これまでの受賞歴を見る