約200坪の土地に立つ、ピットリビングのある庭付き半平屋住宅 | 建築実例

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KYF-house みんなの家｜Ｂ邸

ご兄弟家族が寄り添い暮らす住宅

ゆったりとした大きな敷地に、兄世帯と弟世帯が向かい合わせで寄り添いながら暮らす２棟で一つの住宅。両棟はそれぞれの独立性を保ちつつ、共用通路で緩やかにつないでいる。手前両脇のスペースは駐車場として活躍。右手がＡ邸、左手がＢ邸

重厚感のある外構計画

共用通路手前のゲートを閉めることで、前面道路からの視線を遮り、高いセキュリティ性とプライバシー性を確保した外構デザイン。夜はライトアップされた植栽が美しい輝きを放ち、幻想的な雰囲気を魅せてくれる

水平ラインが美しいB邸

水平ラインがつくるシャープで洗練されたデザインに、木目やタイルなどをアクセントに用いた品格漂う佇まいのＢ邸。両サイドの門袖は背面の外壁に調和するようにタイルのトーンを変えるなど、絶妙な素材や色使いで建物を引き立てている

統一感のある外観デザイン

Ａ邸同様に建物中央にオープンなガレージをつくったり、半平屋の構成にするなど、向かい合う２棟のデザインに統一感を持たせることで、それぞれの個性を表現しながらも一体感を創出し、敷地全体のアイデンティティを高めている

高級感あふれるアプローチ

邸宅の奥へと優美に誘う長いアプローチ。足元にシックなタイルを贅沢に使い、建物により豊かな表情と高級感をプラスして、歳月とともに風格が高まっていくように仕上げている。奥のタイル張りの壁につくった開口はガレージの出入り口として活用

デザイン性を高めた玄関ホール

アクセントウォールに石をあしらい、重厚かつ上質な空間を演出した玄関ホール。左手には主寝室とトイレ、アトリエとして使う個室、右手に進むと水まわりやLDKが続き、将来は１階だけで生活が完結できる半平屋プランを実現している

すっきりとした玄関

モノトーンでコーディネートしたシンプルで清潔感のある玄関。サイドに設けたスリット窓から入ったやさしい光が白い壁に拡散して明るい印象に。右手には扉付きのシューズインクロゼットを配置し、キレイな玄関をキープしやすく

明るく開放的な玄関ホール

圧迫感のないスケルトン階段と吹き抜け、奥のガラス戸によって、２階やLDKへの抜けと広がりを感じられる玄関ホール。２階から届く光でいっそう明るい空間に。階段を上がった先にはラウンジスペースと子ども部屋を用意

石と木目で質感豊かに仕上げたインテリア

床にはウォルナットのフローリングを採用し、モノトーンを多用することでシックな雰囲気に仕上げたLDK。床や天井の高さに変化を加えることで、一室空間ながらも場所ごとに異なる過ごし方ができ、広さも感じられるように工夫している

落ち着きを演出するピットリビング

ダイニングキッチンよりも床を30cm下げ、天井高3.1mを確保したピットリビング。段差によって体が包み込まれるような心地よさとともに、３面開口による開放感を味わえる居心地のいい空間。掃き出し窓の外にはウッドデッキを設置

十分な収納を確保したLDK

テレビ背面に玄関ホールと同じ石壁をアクセントに用いて、空間に華やぎと風格をプラス。石壁の裏側はキッチンからアクセスできる勝手口を備えた大容量のパントリー兼リビング収納に。この収納によって常にすっきりと片付いた空間を叶えている

高天井なダイニング

2.8mの天井高と大きな窓で開放感たっぷりのダイニング。サッシは黒、窓側の壁は外壁と同じダークグレーのクロスをあしらうなど、住まいの随所で感じられる色や素材へのこだわりが空間全体の質を向上させている

お洒落なダイニングキッチン

会話を楽しみながら料理や食事ができるダイニングキッチン。背面のカップボードやダイニングテーブルの天板もキッチンと素材感を揃えることで、空間の統一感を高めている。折り下げ天井の間接照明が上質感を添えて、いっそうお洒落な空間に

ラグジュアリーなキッチン

磁器質タイルの床と木目調天井、要となるキッチンはコンクリート調の面材と黒い人造大理石の天板で高級感を意識したキッチン。左手奥の引き戸を開けると洗面脱衣室と浴室につながる動線になっているため、家事の同時進行がスムーズに行える

窓越しに気配を感じられる暮らし

ダイニングキッチンの正面に設けた大きな窓越しにＡ邸のリビングが見える。適度に距離を保ちながらも、お互いが生活の気配を感じられる設計によって、将来にわたってご兄弟家族が安心して暮らせるように配慮

リラックスして眠りにつける主寝室

床は足音が静かなカーペット敷きとし、壁や天井はグレーや木目調クロスで落ち着いたトーンにまとめることで、穏やかな雰囲気に仕上げた主寝室。右手には衣類をすっきりしまえる広いウォークインクロゼットを併設

お酒を楽しむラウンジスペース

２階に上がった場所につくったホール(9.5畳)は、家族や友人とお酒を片手に語らいを楽しむラウンジとして用意。併設のインナーバルコニーにもテーブルと椅子を置けば、外で星を見ながらお酒を楽しむことができる

ゲストも使いやすい１階トイレ

壁一面と天井はニュアンスグレーのクロスで彩り、落ち着いた雰囲気に仕上げた１階トイレ。主寝室のそばに配置し、玄関ホールを挟んでLDKとワンクッションを設けることで、家族もゲストも使いやすいように配慮している

２階サブトイレ

ラウンジスペースや子ども部屋からすぐアクセスできる場所に配置した２階のサブトイレは、１階トイレと雰囲気を揃えてインテリアの統一感を演出。手洗いできるタンク付きをセレクトすることでコストダウンにも

縁側のようなウッドデッキ

リビングと庭をつなぎ、家族がゆったりとリラックスできるウッドデッキ。ここだけ砂利や飛び石を敷いて、しっとりとした和の雰囲気に変えることで縁側のような趣に。腰かけて本を読んだり、風を感じたり、開放的で気持ちのいい時間を過ごせる

雰囲気のあるくつろぎの庭

室内から漏れる光や間接照明、植栽を照らすスポットライトによって、夜もおうちアウトドアが楽しめるほど明るい場所に。通りからは目が届かない右手の建物裏は物干し場として利用。庭が広いため、天気の良い日のお布団干しもしやすい

建築概要

コンセプト

広大な土地を分割し、中心に車の乗り入れができる共有通路をつくることで、ご兄弟同士が隣り合い、それぞれのご家族と暮らせるようにした２つの住まいの計画です。どちらもワンフロアで生活が完結でき、南側にデッキ付きの広い庭を設けた半平屋住宅として計画しています。異なる魅力を持つ２棟は、ご家族だけでなくご両親やご親戚、ご友人が集まってにぎやかに過ごせる「みんなの家」となりました。
Ｂ邸は１階にパブリックスペースと主寝室、水まわりを設け、２階に子ども部屋とラウンジスペースを設けた、ワンフロアでも生活が完結できる住宅です。１階LDKは、部分的に天井や床を上げ下げすることで変化を付けながら居心地のいい空間をつくり出しています。また、リビングが常にすっきりとした状態に保てるよう、キッチン横に食品類だけでなく日用品や書類など雑多なものもまとめて収納できる大型パントリーを設け、パントリーからキッチン、洗面室、浴室までを一直線に配するなど、収納計画や家事動線に配慮しました。２階ラウンジスペースにはバーカウンターやインナーバルコニーを設けて、ゆっくりとくつろげる空間を演出し、ご家族やご友人とお酒を片手に語らい楽しめる住まいとなっています。

Ａ邸の建築実例はこちら

敷地面積: 638.00㎡［192.9坪］

建築面積: 127.73㎡［38.6坪］

延床面積: 164.11㎡［49.6坪］

建築場所: 大阪府岸和田市

構造: 木造［NK工法］

規模: ２階建て

竣工年月: 2022年2月

本体価格: 3000～4000万円

分類: a-casa

建築実例掲載について

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