ダンドリのこと | 2021.05.22 マイホームをオーダーメイドで建てることができる注文住宅は、実現したいことを詰め込みすぎて、いざ提示された見積りを見ると、びっくりする金額になっていたということがあります。使い勝手が良く、好きなテイストに囲まれたおしゃれな暮らしをイメージしながら、自分たちの想いを詰めこんでいく過程はとても楽しいことです。しかし、イメージ通りに計画できても、それを実現するためには多額の予算が必要だったり、小さな金額のものでも積もり積もって大きな金額になってしまうこともあります。また、何となく実現したいことを全部詰め込んで家が完成したとしても、費用の割にはイメージと違っていて、「本当に叶えたかったことは何だったのだろう?」と残念な気持ちになってしまうかもしれません。こんなふうに、一生に一度の家づくりで残念な思いはしたくありませんよね。私たちも皆さまにそのような想いをしてほしくはないと思っております。そこで、満足度の高い家を建てるためのコツを一つご紹介いたします。家のコンセプトを決めましょう満足度の高い家を建てるコツは「家のコンセプト」を決めることです。資金計画をしっかりと立てることも重要ですが、それと合わせて何となくでも家のコンセプトを決めましょう。例えば「家事ラクの家」「高級感のあるリビング」などのように、必ず実現したい空間や暮らしをイメージし、コンセプトを挙げていきます。なお、コンセプトは多くせずに、最大3つまでに抑えた方が良いでしょう。その後、家族会議を開いて、このコンセプトはどのようなものなのかを具体的に掘り下げていきます。「家事ラクの家」なら、家事でストレスに感じていること。「高級感のあるリビング」なら、雑誌やインターネットから好みのイメージを集め、床やタイルなどの素材、余裕のある広い空間など、どのようなところに高級感を感じるのかを整理してみましょう。このように書き出すことで、そのコンセプトを実現するために新居で「本当に実現したいこと」が見えてくるでしょう。そして、この「本当に実現したいこと」に対しては、資金計画でしっかりと予算を割いて費用投下していきましょう。そうすることでお客様にとって必ず満足できる家ができ、予算オーバーした際にもどこを削減すればいいのか判断しやすくなると思います。なお、実際に打ち合わせを進めていくなかで、SNSや先輩方の家で採用されたアイデアなどを見ているうちに「本当に実現したいこと」が見えなくなってしまうこともよくあります。そんなときでも「家のコンセプト」に立ち返って、なぜこれが「本当に実現したいことなのか」を思い返してみましょう。場合によっては「本当に実現したいこと」を修正していくことで、完成したときにさらに満足感を得られると思います。家づくりで実現したいことを家族で話す時間は、そのときだけの時間のため、家づくりの良い思い出にもなるでしょう。家づくりの際は、家族で「家のコンセプト」について考えてみてはいかがでしょうか。