ダンドリのこと | 2021.05.22 家を建てるベストなタイミングについて考えれば考えるほど、いつが良いのか迷いませんか?今が最適かなと思うタイミングは、個人的な理由の他にも色々な要素があると思います。例えば、消費税の引き上げといった税制のタイミング、エコポイントのような住宅取得支援制度の期間によるタイミング、物価や人件費の上昇などの価格的なタイミングです。早く家を建てた方が良いのか、それとも少し待った方が良いのか、家を建てるベストなタイミングというのは判断が難しいものです。そこで、家を建てるのに最適なタイミングを判断するための方法を一つご紹介します。迷いが出たときにおすすめの方法前述のように、家を建てるタイミングに迷いが出たときの一番のおすすめは、家を建てる動機を「内的要因」と「外的要因」に整理する方法です。内的要因とは、家族が増えて居住している家が手狭になってきた、子どもが入学する、親御さまと同居するなど、家族の状況や環境の変化による要因のことを言います。また、子育てが終わり、ご夫婦でゆっくりと暮らせる終の棲家を建てたいなど、夢を叶える場合もあります。一方、外的要因とは、税制の変更やオリンピックによる人手不足や物価上昇など、社会変化を基準に家を建てることです。このように家を建てるタイミングは内的と外的、2つの要因に分けることができます。内的要因と外的要因、どちらを優先するべき?家を建てるとき、内的要因と外的要因、どちらを優先した方がより満足度の高い家を建てることができるのでしょうか。それは内的要因です。家を建てるタイミングというのは内的要因で決めた方が満足した家になる確率が高くなる傾向にあります。大きな理由としては、外的要因は自分でコントロールすることがほとんどできませんが、内的要因はお客様が納得したタイミングで家を建てることができるためです。例えば、オリンピックが終われば人件費や物価上昇が収まり、建築価格が下がりそうだと思い、家を建てるのを待っていたとしましょう。しかし、実際に建築価格の上昇が収まるかどうかは、その時になってみないと結果は分かりません。反対に、急いで家を建てることで、建築価格が少し下がることがあるかもしれません。また、コロナ禍の現在は、テレワークなど在宅での仕事をすることが増えたことによって、戸建住宅が人気になっていますが、コロナが収束すれば、以前のように利便性重視に戻る可能性もあります。このように外的要因で家を建てる時期を選ぶというのは実はとても難しく、外的要因を最優先に家を建てるタイミングを決めてしまうと、「もっと待ってから家を建てれば良かった」、「もっと早く家を建てれば良かった」など、後悔する理由につながってしまうためです。言い換えると「外的要因には正解が無い」ため、家を建てるタイミングを外的要因に合わせることで、後々も「あのときに家を建ててよかったのかな」というモヤモヤが残る原因になってしまいます。一方、内的要因で家を建てるタイミングを決めた場合、自分自身の中に家を建てる理由があるため、外的要因に左右されることなく、納得したタイミングで家を建てることができるようになります。「自分が納得したタイミング」というのは、家を建てるにあたってとても大切なことで、外的要因を優先して家を建てるよりも家の満足度は高くなります。また、外的要因に合わせてタイトな時間で家を建てるよりも家のクオリティが高くなる場合もあります。家を建てるタイミングはとても迷う部分ではありますが、ぜひ今回の内容を参考に後悔しないタイミングで家を建てていただければと思います。