間取り・住まい方 | 2020.05.25 家づくりを検討されている方のなかには、現住居の動線が不便、家事に費やす時間が長いなどの家事ストレスを抱えている方もいらっしゃるかと思います。家事ストレスは間取りで解消することもできますが、設備を入れ替えることで解消することもできます。今回は負担の大きいと感じる家事の一つ「洗濯」に関連する、最近人気の設備機器「ガス衣類乾燥機」についてご紹介します。ガス衣類乾燥機とは共働きで洗濯をするタイミングが限られている方や、家族が多く1日に何度も洗濯をする必要がある方などは、洗濯にストレスを感じているのではないでしょうか。一連の洗濯作業の中でも特に負担の大きい作業が「乾かす」です。洗濯機から離れたところに物干し場がある場合、洗った後の濡れて重い洗濯物を運ぶのは重労働で、干す作業も手間がかかります。最近では花粉やPM2.5などを気にして、室内干しや洗濯乾燥機で洗濯から乾燥までを完結されている方もいらっしゃいますが、この場合、室内干しだと生乾きの臭いが気になったり、洗濯乾燥機だと乾くまでに時間がかかり、1日の洗濯回数が限られるため、不便さを感じている方も多いと思います。そのため、最近では衣類乾燥機の設置を希望されるケースが増えています。特にガスを使用して洗濯物を乾燥させる「ガス衣類乾燥機」はパワーがあり、5㎏の洗濯物だと約1時間弱で済むなど、電気式に比べて約1/3の時間ですばやく乾かすことができ、加えて洗濯機と乾燥機が分かれているため、洗う・乾かすが同時並行で行え、物干し場への移動や洗濯物を干す・取り入れる作業が省けることで家事の時短化につながるなどのメリットが多く、人気を博しています。ガス衣類乾燥機の特長■家事時間を大幅短縮前述でも申し上げましたが、仕分け洗濯をされる場合や1日の洗濯量が多いとき、洗濯機と乾燥機が独立していると洗濯機が2回目の洗濯をしている間に、乾燥機で1回目の乾燥を行えて効率的です。また、ガス式は電気式よりも短時間で乾かすことができるため、家事時間を大幅短縮できます。■素肌が喜ぶ仕上がり気になる臭いについても、ガスならではのパワフルな温風で乾燥しながら生乾き臭の元となる菌の発生を抑制するため、心配はありません。きちんと洗ったり、干さないと硬くゴワゴワな仕上がりになりがちな外干しとは違い、手間を掛けずにふっくらやわらかな気持ちいい仕上がりになるメリットもあります。毎日使うタオルがホテルで提供されるような肌触りのいいものになると嬉しいですね。■物干し場が小スペースに衣類乾燥機を上手く活用できますと、物干しスペースを大きく取る必要がなくなるため、その分リビングを広くしたり、ユーティリティや収納にゆとりを持たせたり、間取りにもメリットが生まれます。広さに余裕がない狭小住宅の強い味方にもなりそうですね。実際にガス衣類乾燥機を設置されたお客様からは「設置してよかったです」「今では欠かせない設備です」とご好評いただいています。毎日の洗濯でストレスを感じている方、建物の大きさなどで悩まれている方はご検討されてみてはいかがでしょうか。ガス衣類乾燥機を検討される場合の注意点ガス衣類乾燥機はガス機器のため、設置には専用のガス栓や排湿のためのパイプを設けるなどの工事が必要です。設置条件を満たさない場合は設置できないため、家を建てた後からですと設置が難しい場合もありますので、ガス衣類乾燥機を設置する予定があるようでしたら、新築時に設置するか、将来的に設置できるように計画されることをおすすめします。